書籍【勉強したがる子が育つ「安藤学級」の教え方】を読みました!
この本を読むきっかけを作ってくれたのは、Twitterの友人まなちゃん@ma_na_mi3です。
Twitterで、「息子が小学校が楽しくない、行きたくない」と言っていることを呟いたら、紹介してくれました。
この本は学校の先生向けに書かれた本で、先生方全員に読んでほしいと思いましたが、子どもと向き合う姿勢、やり方、考え方は毎日の育児にもとても参考になります!
著者『安藤 英明(あんどう ひであき)』さんの紹介
1948年北海道生まれ。北海道で小学校教員として子供たちの教育に専心され、定年退職後も特別指導員として小学校の教壇に立ったり、講演活動などをされています。
この本は教員を退職して7年経ってから書かれた本だそうです。
また、地元北海道で若手教員育成のための勉強会「安藤塾」を主宰されたり、北海道教育大学旭川校非常勤講師として教職課程の学生に「学級経営論」などを教えたりされています。
書籍【勉強したがる子が育つ「安藤学級」の教え方】の内容
講談社BOOK倶楽部のサイトで、この本の内容がとても分かりやすく紹介されていたので、引用させていただきます。
北海道に小学生版「白熱教室」があった!
みんながハキハキと活発に、手を挙げ、喜んで作文を書く。子どもも親も虜にした伝説の授業が一冊に。
「先生! もっと勉強したい!」奇跡の授業に詰まった、子どもが伸びる理由のすべて。
「なぜうちの子は発表できないの?」「なんで原稿用紙を前に考えこんでしまうの?」そんな悩みを持つ親、若い先生、そして教師を目指す学生に。家庭で教室ですぐに役立つ「子どもを導くヒント」が満載。たった1ヵ月で、どんな子でも「どんどん発表できるようになる」「わくわく作文が書けるようになる」「短所が直り、長所がグングン伸びる」
講談社BOOK倶楽部 https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000188648
息子が毎日「学校に行きたくない」と言っているので、「先生!もっと勉強したい!」なんて、うらやましすぎて本当にどうしたら良いのか分からなくて、購入を決めたのでした。
一番心に残ったところ『「もっと頑張れよ!」と叱った時点で指導者の負け』
一番心に残ったのは、『「もっと頑張れよ!」と叱った時点で指導者の負け』というところです。
『第3章 子どもを褒める種、蒔いてますか? 褒める。叱る。やる気を引き出す』の中の言葉です。
安藤先生は次のようにも話されています。
『子どもたちはいつだって「頑張りたい」と思っています』
『子どもが困っている時に単純に「頑張れ」というのは無責任な発言』
『「何をどんな風に頑張れば良いのか」を提示したり、もしその解決策が分からないのであれば一緒に考えてあげることが、子どもにとって頑張れる力になります』
本当にそうだなぁと思いました。
本に次のような具体的な話も書かれていました。
- 試合中に「サービスを入れろ!もっと頑張れ!」と叫んでいる監督がいた
- けれど試合中に頑張ってない子どもなんていない、みんな頑張りたいと思っている、でもサービスが入らない
- それなら、サービスを入れるにはどうしたらよいのかを教えるのが指導者のやること
私も息子にただ「頑張れ!」と言うことも多かったと反省しています。
たとえば宿題が出来ないという時に、何がどう出来ないのかもっと一つ一つ聞いてあげて、出来るようにしてあげたいです。
その他いいなと思ったところ
たくさんたくさん、いいなと思ったところがありましたが、特に覚えておきたいと思った言葉を二つあげておきます。
『それぞれの紅葉(もみじ)が色づくように』
『褒めるための種をまく』
子どもは一人一人違うこと、能力も違うし、それを子ども自身も結構分かっている、そして一人一人が「出来て」「褒められる体験を得る」ことができるように指導者は動かなければならないのです。
そのための具体的な課題の出し方や授業風景なども描かれていて、先生みんな、これを読んで、こんな楽しい授業をしてほしいなと思いました。
子どもの話す力、聞く力、そして書く力という生きていくために絶対必要な力をつけることの大切さ、それを身に着けて授業に主体的に取り組む子どもたちが本当に楽しそうでいいなと思いました。
家庭でも出来そうな、しりとりや言葉探しゲームも紹介されていましたので、息子とやってみようと思います♪
【勉強したがる子が育つ「安藤学級」の教え方】、先生はもちろん、子育て中の皆さまにも、ぜひ読んでほしいです!
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