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読書の記録

「子育てのイライラ・怒りにもう振り回されない本」の感想 – アンガーマネジメントについて

「子育てのイライラ・怒りにもう振り回されない本」の感想 - アンガーマネジメントについて

こんにちは、なずなです。

今回、アンガーマネジメントについて書かれた、「子育てのイライラ・怒りにもう振り回されない本」をアマゾンオーディブルで聴きました。

この本を聴こうと思ったのは、息子と向き合っていると、私は毎日毎日、イライラして、その感情に振り回されっぱなしとも言え、イライラや怒りが無くなったらいいのにと思っていたからです。

アンガーマネジメントという言葉はちらっと聞いたことがありましたが、それを詳しく解説しているものなどには今まで触れてきませんでした。

アンガーとは「怒り」、マネジメントとは「管理」のことです。

つまり、アンガーマネジメントとは、怒りという感情をコントロールすることです。

聴き終わって、人間だもの怒りの感情が沸いても仕方ないな、と思えました。でもそれをそのまま子どもにぶつけるのではなくて、怒りを鎮めるため、また、そもそも怒りを起こさないためにも、色々な方法があるんだなということが分かりました。

この記事では、この本の概要と特に印象に残った3つのことについての感想を書いています。

「子育てのイライラ・怒りにもう振り回されない本」の概要

「子育てのイライラ・怒りにもう振り回されない本」の概要

筆者「篠真希」さんについて

巻末の【著者略歴】を引用させていただきます。

篠 真希(しの・まき)

一般社団法人日本アンガーマネジメント協会1期生。

アンガーマネジメントシニアファシリテーター。

National Anger Management Association(米国)Certified Anger Management Specialist I。

大学卒業後、総合商社秘書室勤務。その後7年にわたる海外での子育て経験を経て、アンガーマネジメントを学ぶ。日本で初めて「母親のためのアンガーマネジメント入門講座」を開催。キッズ向けプログラムの開発、キッズインストラクター養成講座の立ち上げに携わり、全国各地で指導者を育成。

著書に『イラスト版子どものアンガーマネジメント:怒りをコントロールする43のスキル』『ママのアンガーマネジメント:子育てのイライラスッキリ!8つのマジック』(ともに共著。合同出版)がある。

ブログ『A Guardian Angel』

https://ameblo.jp/aguardianangel/

アンガーマネジメントという言葉はカタカナだから、日本で出来た考え方じゃなさそうだとは思っていましたが、やはり、著者の篠さんは、海外生活をされて、そこで学ばれたのですね。

「怒り」という感情に注目することは、日本の、”なあなあ”で済ます文化というか、表面上は穏やかなことを良しとする文化からは、なかなか出てこない発想だと感じます。

でも怒りという感情に向き合うのは、とても大切なことだなと思いました。

概要

全5章の構成になっています。

1章、2章はとにかく具体例が多く、共感できることがたくさんありました。

特に幼稚園に入る前くらいまでに、この本を読んでいたら、もっと役立てることが出来たのではないかと思います。

でも子供が幼稚園に入る前なんて、読書できるような時間もなく、ただ目の前のことに必死でしたが。

ただ、最初に、こんな時にイライラしますよね、という具体例ばかりどんどん示されて、解決策が出されないまま次に言ってしまうので、分かる分かる、だけど、その時もその時も、どうするの?という思いが積み重なっていきました。

本の後半部分からはおもに解決策が示されています。

細かい例示と、なぜそうなってしまうのかの原因を合わせて書いてくれていることが多く、なるほどと思うことがたくさんありました。

知っていることも、更にやってみて上手くいかなかったことも書いてありましたが、親も子もみんな違う、また、成長していく過程で、上手くいく方法が変わっていくこともあるため、色々な方法を知って、どんどん試していくのは良いことだと思います。

たとえば、すぐに試せそうな方法には、怒りを感じたら6秒我慢する、ゆっくり息を吸って吐く、ありがとうと5回言う、いったん離れるなどの方法が書いてありました。

全部の対処法を書こうと思ったら、本を丸写ししてしまうことになるので止めておきます。気になる方は読んでみてください。

私の感想 – 特に印象に残ったところ3つ

私の感想 - 特に印象に残ったところ3つ

特に印象に残ったこと3つについてお話しします。

「怒り」は”遺伝子レベルで刻み込まれた防衛感情”

本の中で「怒り」について、

「怒り」はあって当たり前の感情。

怒りの感情は、生まれたときからわたし達誰しもに備わっていて、危険・不快から遠ざかり、身を守ろうとするサイン

怒りを感じやすい自分は「安心・安全を守る意識が高い」
お子さんが怒りっぽい・・・この子は「生きる力が強いんだ」
と思ってください。

このように言っています。

「怒り」をどうしたら無くせるのかと思っていましたが、そうではないこと、「怒り」も当たり前の感情で、それをコントロールすることが大切と気が付けて良かったです。

カナダで言われている、親が絶対にしなくてはならないことは3つでOK


カナダで言われている、子育て中の親が絶対にしなくてはならないことは、

子どもの食事、休息、請求書

だけだそうです。

子育て中は、色々やることが多くて、やらなければならないと思うこともきりがないけれど、シンプルに考えれば、本当にそうですね。

子どもの食事と休息の世話と、生きていくための請求書。

それ以外のことは、やらなくてもいいと割り切ってしまうのは、子育て中のストレス軽減に良いと思いました。

子どもを育てながら親も育つ、ということ

子育てをしている中で、自分の怒りと向き合うことは、なぜその怒りが沸いてきたのかという自己洞察をすることになります。

例えば、私が食べ物を散らかしながら食べる息子にイライラしてしまうのは、自分が、親に、「こぼさないように」「綺麗にたべなさい」と何回となく言われたから、そういう価値観があるんだなと思えました。

そして、べつに散らかしてもいい、と発想を転換させたら、確かにイライラも減ります。

怒りと向き合うことで、自分が

囚われていたことから解放されるきっかけになる

というのです。

これを繰り返すことで、

子どもを育てながら親も育つ
のです。

子育てって大変だけど、素晴らしいことだなと改めて思いました。

まとめ

まとめ

具体例が多く、たくさん共感できることが書いてあったのが、「私だけ大変なのではない」と思えて良かったです。

イライラした時やイライラしないようにするための、色々な対処法の例を出してくれているので、一つ試してみてダメだとしても、試せる手段がたくさん知れたことも良かったです。

「怒り」も自然な感情です。あることを認めて、子どもとともに成長しながら生きていくこと、暮らしていくことを、これからも楽しんでいきたいと思いました。

にこっとゆるっとね。

アマゾンオーディブルについてはこちらの記事で詳しく書いています。

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