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読書の記録

子育てでイライラした時におすすめ”アマゾンオーディブル”-書籍「嫌われる勇気」を聴いた感想

子育てでイライラした時におすすめ”アマゾンオーディブル”-書籍「嫌われる勇気」を聴いた感想

「嫌われる勇気-自己啓発の源流「アドラー」の教え」の本をアマゾンオーディブルで聴きました。

アマゾンオーディブルは、本を聴くサービスです。初めて無料登録して使ってみました。

イライラしていた時に、何か気を紛らわすような物がほしいなと考え、初めて”本を聴く”ということをやってみたのですが、とても良いと感じました。

この記事では、アマゾンオーディブルを使うきっかけと、使ってみた感想、「嫌われる勇気」の概要と感想について書いています。

アマゾンオーディブルでこの本を聴くことにしたきっかけ

アマゾンオーディブルでこの本を聴くことにしたきっかけ

私は読書が好きです。けれど、2014年に息子を出産してから、ゆっくり読書する時間なんて全く取れなくて、本を読まなくなっていました。

この、「嫌われる勇気」は2013年に出版されています。それから、ベストセラーにもなって、ドラマ化もされて、読みたいなと思いつつ何年も経ってしまっていました。

息子が熱を出した日のこと

先日、息子が熱を出して、幼稚園を休みました。熱と言っても今回は37~38℃くらい。扁桃炎に繰り返しなっていて、40℃近くの熱にも慣れている息子は、37℃台くらいの熱ではふつうと全く変わらず元気です。

家の中で、ソファーの上から飛び降りたり、狭いのにダイニングテーブルの周りをすごい勢いで走り回ってみたり・・・。幼稚園を休んでハイテンションになって暴れまわっていました。

「大人しくしてなさい」「静かにしなさい」と何度言っても言うことを聞かない息子に疲れてしまって、すごくイライラしてしまいました。

アマゾンオーディブルを使ってみようと思ったこと

なにか、気分転換しないと、息子を怒鳴り散らしたり、叩いたりしそうだと思った時に、最近、「忙しい人にアマゾンオーディブルでながら読書がオススメ」というのを見たのを思い出し、無料登録してみました。

登録も本のダウンロードもすぐ出来ました。

自分のイライラをどうにかしたいと思って、心理学でなんだか有名な本だから、と、あまり深く考えずに選んだ本でした。

本を聴くという体験も始めてだったのですが、この本が、対話形式で書かれた本であることもあって、とても聞きやすくて良かったです。

キャンペーン期間に登録したので2か月無料で使えるなんてありがたいです。

アマゾンオーディブルの詳しい内容などはこちらの記事に書いています↓

「嫌われる勇気」の概要

嫌われる勇気の概要

「嫌われる勇気」はアドラー心理学を分かりやすく、ストーリー形式で説明した本です。

嫌われる勇気」なんて、ショッキングな題ですが、幸せに生きるための知恵を教えてくれる本です。

登場人物は哲学者の”哲人”と、”青年”のふたり。ふたりの会話でストーリーが進んでいきます。

あらすじ

ある青年が、「世界はシンプルで、人は誰でも幸せになることができる」と説く哲人を論破しようと、哲人の書斎を訪ねてきます。

この青年は、子どもの頃の成長の過程からそれまで、親や兄弟間や友人関係など色々なコンプレックスを抱え、ネガティブで、今の生活も上手くいっていません。哲人を訪ねたのも、論破しようとして来ているのですから、かなりひねくれています。

ひねくれてはいるのですが、辛い過去があったらトラウマになるのも仕方ない、能力が高くて明るくて誰からも好かれている友人のようになりたい、といった青年の思いは、普通に、共感できるもののように思います。というか、飾らない言葉でビシバシと哲人に質問したり反論したり、それがそのまま私たち読者の素直な気持ちそのものを代弁していて、引き込まれます。

しかし、次々と哲人に否定され、青年は激しく怒ったり自分には無理だと嘆いたりしますが、最終的にはアドラー心理学に納得して、これからの人生に前向きになります。

この本で話されるアドラー心理学の要点

アドラー心理学は、アルフレッド・アドラーによって提唱された「個人心理学」です。人の悩みはすべて「対人関係の悩み」であるとしています。

トラウマや行動に過去の原因があることを否定し、行動には目的があってしている、としています。

課題の分離の考え方、つまり、自分の責任と他人の責任をしっかり分けて考えることを勧めています。

また、過去を悩むのではなく「今、ここ」を生きようと言っています。

しかしこの本だけで、アドラー心理学を理解するのは難しいなと感じました。共同体感覚と言う言葉などはとくに馴染みがなくて、どんなものなのかイメージするのも難しいです。

子どもを”叱ってはいけない&褒めてもいけない”

叱ってはいけないし、褒めてもいけない

この本のなかで、一番印象的だったのが、子どもを「叱ってはいけないし褒めてもいけない」という言葉です。

青年は、両親に、頭が良くてなんでも出来る兄と幼少期から比べられて、それでも親には褒められたいと言っています。

自分だって親には褒められたいし叱られたくないと思って生きてきたように思います。

子どもだって褒められれば喜ぶでしょう。

でも、哲人は、「褒めるという行為には”能力のある人が、能力のない人に下す評価”という側面があります。」と言います。

そして、「人が他者を褒めるとき、その目的は”自分よりも能力の劣る相手を操作すること“であり、そこには感謝も尊敬も存在しない」とも言っています。

叱られたくないという気持ちも、褒められたいという気持ちも、どちらも相手の思うようにしよう、という同じところから出ている気持ちで、相手の顔色をうかがった行動をするようになる、そして、自分としてどうしたいのかが分からなくなっていくと言うのです。

思い返せば、私も、いわゆる良い子で、親や先生の言うまま、そうしたら褒めてくれるからという感じで、なんとなく(努力はしましたが)看護師になりました。しかし、仕事にやりがいなどを見つけられず、考えてみれば自分の性格に合わない職業過ぎて、うつになって退職した経験があります。

では、どうしたらいいのか。

哲人は、叱ること、褒めることに代わって、感謝することをしなさいと言っています。

感謝される体験から、他の人に貢献できた体験=役に立ったという体験を得ることが出来、それが自分の価値を上げ、幸せを感じることにつながると言うのです。

なるほど、と、思いました。

でも現実問題として、賃貸の一部屋で暴れてうるさいのを叱らないわけにもいかないです。お絵描きして「じょうずにかけたでしょー。ふふん」と言う息子をめちゃくちゃ褒めています。

アドラー心理学は、アドラーという人が経験などから得た知識をまとめたもので、本当に正しいか実験や検証などの研究はされていません。また、自分が、アドラー心理学の全部を理解したわけでもないのに信じすぎるのも危ないなと思います。

子どもが自主的に何かしたのを、褒めて、子ども自身がもっと頑張ろうと思うのは良いことじゃないかと思います。

子どもの意思が無くなってしまうほどに叱ったり褒めたりしすぎないように、そして、感謝を伝えることに気をつけていきたいなと思いました。

続編「幸せになる勇気」の紹介

「嫌われる勇気」、自分が幸せを感じて生きるために、また、子どもが幸せを感じて成長して行けるように、たくさんの人に是非読んでほしい本だと感じました。

この本は続編も出版されています。

幸せになる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教えII です。

悩んでいた青年が、一歩踏み出し、教職となってからの話だそうで、より実践的な内容だそうです。

教職ということから、子育てに役立ちそうなことも、より書かれていそうです。

アドラー心理学としても、まだ理解が出来ていないところもあるので、より理解するためにも読んでみたいなと思います。

読んでみたいなというか、オーディブルが便利なので、またオーディブルで次に聴こうと思っています。

まとめ「イライラしている時”アマゾンオーディブル”はおすすめ!」

まとめ

イライラしている時は自分の気をわざとそらすように、何か違うことをするようにしているのですが、本を聴くのはとてもいいと感じました。

読書は、自分の生活とは違う本の世界に入って、気分も変わるし、新しいことも知ることが出来るし、楽しいです。

毎日の生活の中でなんとなく過ぎてしまっている気持ちが、体系立てて言葉にしてもらうと、そうだったのか!とストンと自分の中に降りてきたりします。

子どもの世話や、家事などをしていると、自分の時間が無くて、それでイライラしてしまったりしますが、聴くだけなら、料理しながらでも、洗濯を干しながらでも、子どものなんやかんやに付き合いながらでも、「ながら聴き」は出来ます。

時間が無い中でも、オーディブルでこうして本が聴けて、読書っていいなと思いました。

面白い小説を聴くのも気分転換になるし、教育や心理学やスキルアップなどのためになる本を聴くのも学んでいるという自分に自信を持てて、イライラが減るように感じました。

完璧に出来なくてもいいです。良い物で自分にも出来そうなものは取り入れて。

毎日楽しく暮らせるくらいに、にこっとゆるっと出来る範囲で頑張っていきたいです。

2020/12/21追記:「幸せになる勇気」を聴いて、感想を書きました↓

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