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息子との日々

おばけが怖い-子供の恐怖心に関して

おばけが怖い-子供の恐怖心に関して

こんにちは、なずなです。秋らしくなってきて、買い物に出ても、テレビでもハロウィン関連の物を多く目にするようになってきました。

今月31日の夜がハロウィンですね。

息子はおばけを怖がります。発達障害の特性からかHSCによるものか、ただの怖がりか、とにかく怖いものにもとても敏感です。3~4歳くらいの時が何かにつけ一番怖がっていたように思います。最近は少し大丈夫になってきた様子で成長を感じました。昔の怖がりっぷりがちょっと懐かしく思えたので、おばけに対する息子の昔と今の様子と、子供の恐怖心について、書きたいと思います。

2歳ごろ:息子の恐怖心の芽生え

息子は言葉を話し始めるのは遅めでしたが、2歳を過ぎて、テレビで怖いようなシーンの時には「いや」と言ったり、逃げるようになりました。

2歳ごろの時期の幼児は「恐怖心の芽生え、想像力が育ってくる」という心の成長の時期にあるそうです。

分かるもの、理解できるものが増えてきて、分からないものへの恐怖心が出てくる時期。人見知りもする時期で、これも、いつも自分のそばにいる人と、そうでない人の区別がついてきたから、と言われます。

そして、だんだん分からないもののことも想像できるようになり、知らないけれど大丈夫そうだと思えるとか、まだ起こっていない危険を察知する想像力などに育っていくのですね。

だから、恐怖心というのも大切なんですよね。

3歳:怖いというピークの時期

3歳の頃が、息子の怖がりがいちばんすごかったです。

この頃は、外で遊ぶのが大好きで、近所の公園に行くと、夕方5時6時と、暗くなってきても「まだ遊ぶ」となかなか帰らない時もあって、そんな時、「暗くなったら、おばけが来るから帰ろうね。」と言うと効果てきめんで、すっと帰ってくれるようになりました。脅かすようなしつけは良くないというのもあちこちで見ますが、昔からあるような、おばけとか、節分の鬼とか、小さいころに怖いものってあっていいと私は思っています。

余談ですが、息子は、外では「おばけが来るから帰ろう」には、素直に帰ってくれましたが、夜は遅くまで寝ないことが多くて、でも「おばけが来るから寝よう」は全然効きませんでした。家にいれば安心と思っていたようです。

けれど、あまりに寝ない時に一度、「鬼から電話」アプリを使ってみたことがあります。これは失敗でした。泣いて泣いて、怖がって、その日は余計寝ませんでした。何日かは、「鬼はやめて」と、言ってきて、すごい怖がりようで、自分がやったことなのに可哀そうになりました。まだ息子の特性をはっきり分かっていなかったとはいえ、安易に使ってしまったのを反省しています。

ハロウィンの時期になって、教育テレビでおばけの歌が流れ始めると、「いや!」と逃げ出すか、リモコンを持ってきて消してとせがみ、怖い怖い、と、教育テレビを見られなくなってしまいました。教育テレビの歌などのおばけは全然怖くないような、むしろ可愛かったりするのですが、全然ダメでした。それまでは夕方4時からの子どもの番組が始まると、一心に見てくれて、その時に料理や家事が出来たのに、このテレビが見られなくなった時は本当にショックに思ってしまいました。見ない、となったら、もう絶対見ないので、それから全然今でも教育テレビは見ていません。

また、お菓子の包装も、ハロウィンの期間限定のものになったりすると、いつも食べているお菓子でも絶対食べません。普通の包装のお菓子を探したり、息子に見えないようにパッケージからお菓子を皿に移してからあげたりしていました。

テレビでおばけがちょっと映るのも嫌、スーパーの飾りつけなどにも嫌と言ったりして、ひどいと泣いてしまうので、イベントに行くことも出来ず、仮装を楽しむなんてことももちろん出来ず、ハロウィンの時期が早く終わるのを必死で待っていたように思います。

4歳:しまじろうを諦める

幼稚園に入園したときに、こどもちゃれんじを始めました。しまじろうのお人形は、おさがりで頂いていて、小さいときから、「しま」と言ってお気に入りでした。

それで、こどもちゃれんじを始めて、最初はおもちゃもとても良く遊んで、DVDも何度も見て、良かったなーと思っていました。しかし、ハロウィンの時期に、おばけの出てくるコンテンツがあったのです。私がみれば可愛らしい、怖くないおばけなのですが、息子はダメでした。

「おばけが出てくるから、しま、いらない!」

となってしまい、それっきり、何を言っても、どうしても、しまじろうのおもちゃで遊ぶことも、DVDを見ることも無くなってしまい、こどもちゃれんじを退会しました。

このころ、教育テレビ以外のアニメをいくつか見せましたが、ちょっとでも怖いと思うこと、戦うとか、ケンカのシーンとか、いじわるそうな子がいると、嫌と言って見なくなり、ほとんどテレビ自体を見なくなりました。

5~6歳:怖いということが少し減ったかな

今年もハロウィンの時期が近づいてきました。先日、幼稚園でみんなで、「おばけなんてないさ」の歌を歌ったと楽しそうに話してくれました。

「おばけなんてないさ」の歌、私も子どもの頃歌いました。懐かしいです。

だけどちょっと、だけどちょっと、ぼーくだって怖いな♪

って可愛い歌ですよね。

でも息子はとにかく”おばけ”という言葉が出てきただけでも、歌も今まで嫌がっていたので、おばけの歌、怖くなかったの?と聞いたら、「この歌と同じく思う、ちょっと怖い」と話してくれました。

怖いけれど、大丈夫。自分で、ちょっと怖い、と、自覚しているんだなと、成長を感じました。

お菓子も、ハロウィンの絵が描いてあるものでも、今年はあまり気にせずに食べています。

また、幼稚園で読んでもらった、面白かったから欲しい、と、「おばけだじょ」という本を欲しがっています。

おばけ関連の絵本、たくさんありますが、今まではちょっとでも、どんなに可愛く描いてあっても、”おばけ”というだけでダメだったので、「おばけだじょ」を欲しがるのにも、とても成長を感じました。

この本、インパクトのある絵で^^;とても可愛いです。

まとめ

心の成長も、その子その子によって、それぞれだと思いますが、うちの息子は3歳ごろには、こんなに怖いものがあって、買い物するのにも泣いているようで、この先この子はどうしていくんだろう、と不安に思いました。でも、今、少しずつ心も成長してきて、無駄なほど大きな恐怖心もおさまってきているのを感じ、成長ってすごいなと思います。

分かるものに安心感を感じて、それを基盤として、想像力が発達してきます。

知らないもの=全部怖い、から、知らないけれどこれは大丈夫、と思えるものが分かるようになってくるんですね。

いつでも安心感を感じられるように、関わってあげていたいと思います。

にこっとゆるっとやっていきましょう。