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ファミサポって結局どうなの?忙しいパパママさんのためのサービスを紹介(1)

ファミサポって結局どうなの?忙しいパパママさんのためのサービスを紹介(1)

こんにちは、なずなです。

出産するまで、知識としては知っていても、子育てがこんなに大変だなんて知らなかったです。

また、大変だからこその、行政のサポートも色々あることも知らなかったです。

ファミリーサポート事業=通称ファミサポも良く知らなかったものの一つ。

私は、育児で一番疲れ果てていた時に、「そういえば健診の時、ファミサポの案内をもらっていたな」と思いだして、それから登録しようと思ったのですが、色々と無理で結局使えませんでした。

この記事では、ファミサポについて、どんなものなのか、どうしたら使えるのか、費用など、それから、私がなぜ使えなかったのかについて詳しくお話しします。

必要な方が必要なサポートを受けられることを願って。

ファミサポとは

ファミサポとは

ファミリー・サポート・センター事業は、乳幼児や小学生等の児童を有する子育て中の労働者や主婦等を会員として、児童の預かりの援助を受けることを希望する者と当該援助を行うことを希望する者との相互援助活動に関する連絡、調整を行うものです。
厚生労働省ホームページ:「子育て援助活動支援事業(ファミリー・サポート・センター事業)について」より

厚生労働省のホームページには難しく書いてありましたが、簡単に言えば援助を受けたい人と、援助してくれる人とを行政がマッチングしてくれるサービスです。

援助してくれる人というのは、有償ボランティアの扱いです。ボランティアですから、特に資格は問われません。地域の助け合い精神がもとになっているものです。

地域の助け合いなので、色々な人がいます。人によって、サービスの質がばらばらであることの問題がたびたび言われます。

援助する側(=提供会員)になるには、講習会が行われていますが、講習会を受けていても、資格というほどのものではないため、個人のやる気や考え方によってサービスの質が変わってしまうのでしょう。また、資格は問われないのですが、地域によっては子育ての経験者であることが提供会員になる条件のところもありますが、サポートしたいというやる気のある方、という条件だけの地域もあります。

利用する前には、提供する人とされる人の面談があるので、自分に合う人を見極めてから、サービスを利用するのが良いです。

利用料金、地域による違い

料金は地域によって違います。調べたところ、だいたい1時間800円前後、自治体によって幅があり、500円~1000円程度のところが多いです。

車を使う場合、ガソリン代または交通費が別途かかる地域もあります。車での送迎禁止のところもあります。

おやつや食事についても、依頼する人が用意したものだけしか食べさせられないところも、購入して食べさせてもらうことまでお願いできるところもあります。

1週間前からの予約しか受け付けないところも、緊急でも対応してくれるところもあります。

地域によっては、補助金が出たり、世帯収入の少ない家庭では無料だったり、幼保無償化を受けて保育の必要性があると判断されれば無料で利用出来たりすることもあるので、お住いの地域の料金や、細かい約束事は、調べてみることをおすすめします。疑問があれば直接、職員の方に質問してみると良いでしょう。

登録のしかた

まず、利用登録をしなければなりません。

登録の仕方も、地域ごとに異なっていて、市役所やサポートセンターなどに、いつでも行けば、登録できるところもありますが、説明会などを月1~2回行っていて、その日に行って説明会を受けないと登録できない地域もあります。

持って行くものも、免許証などの身分証明書はどこの地域でも必要ですが、登録者の証明写真や印鑑が必要な地域もあります。

登録料金も、無料のところも、必要なところも、事故に対する保険に加入する費用が必要なところもあります。

登録する前に、自分の地域はどうなのか、よく確認が必要です。

どんな時に利用できるのか

・保育施設等までの送迎を行う。

・保育施設の開始前や終了後又は学校の放課後、子どもを預かる。

・保護者の病気や急用等の場合に子どもを預かる。

・冠婚葬祭や他の子どもの学校行事の際、子どもを預かる。

・買い物等外出の際、子どもを預かる。

・病児・病後児の預かり、早朝・夜間等の緊急預かり対応

厚生労働省ホームページ:「子育て援助活動支援事業(ファミリー・サポート・センター事業)について」より

このように書いてありますが、地域によっても、どんな時に利用できるのかが少しずつ違うことがあります。

例えば、病気の子は受け付けないところもあります。病気でも預かってくれる地域、また、割り増し料金はかかりますが預かってくれる地域もあります。

生後3か月以上など、子どもの年齢にも決まりがあるところもあります。

子どもを預ける場所も、依頼者の自宅、提供会員の自宅、子育て広場などの公共の場所も選べるところもあります。

私はファミサポを使わなかった、使えなかった。なぜか?どうしたら利用できたのか?

私はファミサポを使わなかった、使えなかった。なぜか?どうしたら良かったか?

手続きが大変

出産前、私は、子育てしていて大変だったらそういうサービスに登録して使えばいいと考えていました。

私がファミサポを使いたいと思ったのは、息子が2歳過ぎてから、夫の転勤で関東から関西に引っ越してきて、実家も遠くなり、知り合いもいなく、夫の仕事の残業が多かった時期でした。

ファミサポを使いたいと思って、登録しようと思ったら、引っ越し前のところとやり方が全然違うのにまず驚きました。それから、ハードルの高さに諦めてしまいました。登録すること、そして実際にサービスを受けるまでの労力を考えると、何もしないで、もうしばらく自分だけで頑張るほうが楽、と思ってしまい、登録も利用もしませんでした。

ハードルが高いと思った点

・説明会に行かないと登録できない(説明会は月2回のみ、決まった日時)

・説明会の間は子どもを預かってもらわなければならない(託児は無料で行ってくれているようでした)

・その他

ひとつずつ説明します。

説明会に行かないと登録できない(説明会は月2回のみ、決まった日時)

引っ越してきた地域では、説明会に行かないとファミサポに登録できませんでした。説明会は月2回、平日の日中、1時間半くらいです。

最初に行こうと思っていた説明会の日、息子の体調が良くなくて行けず、次の時には入園したい幼稚園のイベントがあって行けず、どんどん日が経ってしまいました。

そのうちに、幼稚園の預かりを利用させてもらえるようになり、ファミサポを利用する必要性が無くなってしまいました。

説明会の間は子どもを預かってもらわなければならない(託児は無料で行ってくれているようでした)

それまで、息子をどこにも預けたことが無かったので、託児することに不安を感じました。

息子は機嫌が悪いとかんしゃくを起こして、30分以上激しく泣き続けることもあります。また、変わったことをした日などは、夜、短時間ごとに何度も起きて大変です。そういう性格の子なので、出来るだけ変わったことをしないように毎日過ごそうという感じになっていきました。

のちに、息子は発達障害グレーゾーンといわれ、療育に通いだすのですが、子どもの性質も、預けやすい子なのか、特別な対応が必要な子なのかというのも産まれてみないと分かりません。

子どもを預けて、自分がリフレッシュして頑張れるのだったら良いけれど、説明会を受けて、自分も疲れてしまったら、しんどそうだと思ってしまいました。

その他

証明写真を事前に撮って、指定のサイズに切って持って行かなければならないことも、大変だと感じました。日々の子育てに疲れてしまっていて、細かいことをしたくありませんでした。

また、登録した後も、依頼したいときはまず、提供する人との面談にセンターに行くことが必要です。そして会ってみて、合う人なら良いですが、もし合わない人だったら、合う人に出会えるまで、またセンターまで行って面談をしなくてはならないことは、とても大変そうに思えました。

依頼する日の1週間前までに予約が必要というのも、私は、自分が風邪など病気で病院に行きたいときにも使えたらいいなと思っていましたが、そういう利用の仕方は想定外なのだなと感じました。実際、お迎えや習い事への送迎などでの利用が多いようです。

当日のキャンセルはキャンセル料がかかる、依頼が終わったら原則的にその日のうちに利用料金を現金で直接支払う、ということも、面倒だと思ってしまいました。

ファミサポを利用してのトラブル、悪い口コミが色々ある

ファミサポの活動中に事故やトラブルが起こったりしたことはニュースなどにもなり、そういったものを見聞きすると、自分の子どもを預けることに不安になってしまいます。

例えば、2010年に起きた事故。5か月のお子さんが亡くなっています。

死亡事故以外でも子どもが怪我をしたり、時間を守らない、ファミサポで決まっている以外の仕事をお願いされそれをやってしまって事故になる、など色々なトラブルのケースが報告されているのを見かけます。

ファミサポのトラブル対策としては、事故などの場合のための保険に加入を行っているところがほとんどです。また、提供会員に対しての講習会も、入会時だけでなく年に何回も行っている地域が増えています。

けれど最終的には、自分が会ってみて、人柄を判断するしかないとは思います。

どうしたら利用できたのか?妊娠中の登録をおすすめします!

子どもがいると、どうしても何をするにも動きが取れなく、予定も多く、説明会に行けなかったり、細かいことをするのが大変だったりします。

私は、ファミサポは、妊娠中に登録を済ませておくことが良いと思います。

妊娠中から登録が出来る地域が多いです。

働いている方なら、産休、育休のうちに登録したほうが良いです。

私の場合、引っ越しもしているので、これも、使えなかった原因だと思いました。

ファミサポは登録していても、引っ越したら、引っ越し先でまた登録しないと使えません。

地域の行政のサービスですから、色々難点はありますが、使えば安価でメリットも多いものです。

うまく活用したいですね。

ファミサポ以外の育児期間に使えるサービスは?

ファミサポ以外の育児期間に使えるサービスは?

行政のサービスの例

・産後ヘルパー

・シルバー人材センター

地域によってどんなサービスが受けられるのか変わります。お住いの地域のサービスを確認してみてください。

民間のサービスの例

・地域の保育園の一時預かり

・ベビーシッター(キッズラインキズナシッターなど)

・家事代行(【CaSy】ダスキンの家事代行サービスタスカジなど)

色々なサービスがあります。

まとめ

まとめ

子育ては一人で頑張るものではありません。周りのサポートが無いと、本当にどうしようもなくなってしまうことが起こるかもしれません。そんなときに、生活を維持していくためにも色々なサポートを受けられるように準備しておくのはとても大切です。

ファミサポは地域差があり、過去にはトラブルもニュースになったりしていますが、提供者と依頼者の間に行政が入っていて、他のサービスと比べて安心して、しかも安く使えるサービスです。

けれど急に使いたいと思っても、そう簡単に使えるものではないため、使いたいと思う時が来るかもしれないと考えて、時間や体力などに余裕があるときに準備しておくことが必要です。

困った時はとにかく、あちこちに頼ってみることです。電話でも、直接役所などに行ってでも、声をあげないと、困っていることが伝わらず、サポートしてもらえません。

必要な方が必要な時に、ちゃんとサービスなどを受けられて、育児も含めた毎日の生活がスムーズに行くことを願っています。

 

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