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発達障害

うちの子、発達障害かもしれない→療育の体験談

うちの子、発達障害かも? 療育ってどんなところ?

こんな疑問、ありますか?

子どもの発達が気になったらどうしたらいいでしょう。

困ったことはとにかく相談!

一人で悩んで、ネットで検索しても、子どもの状態を直接見てもらわないと分からないことも多く、また、直接子どもに関わってもらわないと、子どもの発達を良い方向へ促すことも難しいです。また、忙しいのも他の人の手を借りないと、物理的にどうにもならない時もあります。親より他の人のほうが問題点が見えたりもします。子どもも親の言うことは聞かなくても他の人から言われると素直になったりすることもあります。専門家、プロだからこそ分かること、教えてもらえることがあります。とにかく相談しましょう。そして、専門家につないでもらうと、とても支えになってもらえます。

この記事では私の息子が生まれてからの様子と、発達障害グレーゾーンということで療育へ通ってのことをお話ししようと思います。療育に通えて良かったと思っています。

生まれてから1歳頃

息子は生まれて間もなく、よく泣く、寝ない、抱っこで寝ても置いたら起きる、少しの物音で起きる、そんな状態で大変だと思いました。けれど一人目の子どもで、ほかの子を知りませんから、赤ちゃんってこういうものかなとも思っていました。でも、1歳くらいの時には、うちの子何か変なんじゃない?と思いました。育児雑誌とあまりに違って(雑誌は誇張されすぎとも思いますが)、短時間ずつしか寝なかったり、健診や親子教室の時には息子だけ激しく泣きわめく様子など、周りの子とのあまりの差に、なんでこんなに手がかかるんだろう、と育児に追われつつも、引っ掛かりを感じていました。

このころ、私の親や、周りの知り合い、そのころ相談した保健師の方、役所の方などは、そんな子もいる、との返答ばかりで、手がかかるけど頑張らないと、と思うしかない状態でした。

看護師としての経験があって、保育士としては経験はなくても資格を取った私なのに、すぐ泣く、すごく泣く、何をしても泣く、寝ない、とか、思うようにならなすぎて、自分の子供への対応が分からなくて、何をしてあげたらいいのか悩む日々でした。

心配なことがあると、まずネットで調べますよね。私も、色々、いちいち、検索魔になっていました。

検索して解決すればいいのですが、子どもの、しかも発達に関することは、なかなか答えが見つからないことが多く、不安が長く続いていました。

1歳半健診

これまでの健診でもそうでしたが、1歳半健診でも途中から激しく泣きだしてしまい、私は一生懸命あやしていたのを覚えています。また、息子は人見知りをほとんどしませんでした。人見知りは、家族とそれ以外の見慣れない人の区別がついてきた証拠といわれます。このころの息子は、知らない人を見るといつにもまして笑顔になっていました。健診のときも、保健師さんに、人見知りしないんですか、と聞かれたものの、保健師さんを見てすごくニコニコする息子を見て、知らない人との区別はついているようなので大丈夫でしょう、と言われたのでした。

この後夫の転勤で関西に引っ越します。

新しい街での3歳半健診

新しい街での3歳半健診

関西に引っ越してきて、こちらは関東の田舎の町より都会、街で、子育てに関係することに力を入れていて、遊び場や施設が充実している雰囲気です。新しい街で、3歳半健診の時、やっと、発達の相談を専門機関で受けてみませんかと言われました。子育てに関する支援などの地域差を感じました。

このころ息子は偏食がひどくなって、ご飯とチーズくらいしか食べなくなっていました。また、着る服、靴、遊ぶおもちゃなどへのこだわりも強かったです。トイレトレーニングも全然言うことを聞いてくれなくて、完全にオムツでした。

発達支援センターというところで相談を受けるのに、2か月待ち、それから言語療法士や作業療法士と面談してもらうのに、それぞれ2~3か月待ち。

結局、診断はつかないまでも、発達障害のグレーゾーンということで、療育に通い始められたのは4歳3か月の頃でした。

発達センターでの相談から療育へ

発達障害の特性はあるけれど、そうとも言えない部分もあるということで、療育には通っても通わなくてもどちらでも、保護者の方の好きなようにしてください、と言われ、最初は迷いました。

幼稚園と療育と両方に行くのは息子の負担になるかなとか、送り迎えが大変とか、費用も今では幼保無料化となって療育も雑費以外無料になりましたが、このころは補助はあっても無料ではありませんでした。夫もどっちでもいいと言うばかりで、頼りになりませんでした。

療育というもの自体、私は何をしているのか良く知らず、息子の出来ないことを無理にでも頑張らせるようなものは嫌だなーと思ったりしました。

でも、息子に少しでもいいことがあるなら、という思いで、療育に通うことを決めました。

療育に通うようになって良かったこと

療育に通うようになって、まず母親の私が楽になりました。療育の先生方は、発達障害のお子さんをたくさん見てきている専門家です。細かな悩みにも、そういう子もいるよ、で終わらせず、的確なアドバイスをしてくれるし、一緒にどうしたら良いか考えてくれるのです。

無理に出来ないことをさせるのではなく、その子が何がどこまで出来て、何につまづいているのか、しっかり見極めたうえで、次のステップを考えてくれます。

何気ない会話の中でもちょっとした困りごと、例えば、新しく買った服を着ないときも、「新しい服、見てみたいなー。」「大きくなったんだね。」とか、親以外の人から声をかけてもらえると、着てくれるようになったりということもありました。

突然外で遊ぶのを嫌がって、家の中で遊んでばかりいた時も、何故急に外で遊ばなくなってしまったのか、しばらく私も分からなかったのですが、ある日、息子から療育の先生に、「転んで痛かったから。転ばないように。」と話してくれ、息子の気持ちがやっと分かったということもありました。親には言わないことも先生になら言えるということもあるんだなと思いました。

幼稚園の制服の着替えも一人では絶対できないから嫌だ、と言っていましたが、療育で、着替えの手順を写真で一つ一つ説明したものを作ってくれ、練習して出来るようになりました。手順などは、絵や写真で説明すると良いというのを教えてもらいました。

息子にただイライラしてしまうばかりだったのも、息子の特徴を、療育の先生方というその道の専門家が教えてくれたら分かることも多く、なるほどと思えることもあり、イライラも少しは減った気がします。少しは、ですが。今でも毎日、何で!(怒)となってます(^^;)

あとは同じようなお子さんを持つママ友さんが出来ました。朝ご飯を食べなかったとか、昨日は遅くまで寝なかったとか、ちょっとしたイライラもただ聞いてもらえるだけでも気が楽になります。まして、毎日似たようなことで悩んでいるママさん、話にすごく共感出来たり共感してもらえたりでうれしいです。

息子自身も、療育は楽しみに行けています。幼稚園は、かなり行き渋りがあり、年少の時は夏休み前までずっと朝は泣いていたし、今でも数日休んだ後などは幼稚園に行きたくないと言いますが、療育は行きたくないとはほとんど言ったことがありません。幼稚園ではみんなと合わせて行動しなければならず、もっと砂遊びがしたい、ブロックで遊ぶ時間が少ない、とか愚痴を言います。でも息子なりに頑張って周りに合わせているようです。療育では遊びを通しての指導をしてくれていて、息子にとって、遊びに行く感覚で行けているようで、しかも外遊びのときに、中で遊んでいたいと言ったら、そうさせてくれるので、うれしいようです。先生の人数も多く、違うことをしていても、ついていてくれる先生がいて安心です。とにかく一人一人、よく見てくれて感謝しかありません。

まとめ

まとめイメージ桜
今思えば、もっと早く、もっと色々な人に相談していたらよかったかなと思います。療育など、発達障害への支援は早く始めれば始めるほど良いと言われているようです。でも息子が小さいときは毎日が精一杯で、また、田舎の町で、もっと頑張ることも無理でしたし、何かしてあげたくても利用できるような社会資源もなかったなと思います。

けれど、あとで療育施設で知ったお子さんの中には、そのママさんが療育施設に直接電話を入れて、通いだし、あとから発達の検査を受けたお子さんもいました。もし、私がもっと療育の必要性を分かっていたなら、健診を待たずに、発達支援センターの相談を待たずに、そういう方法も取れたかもしれないと思いました。

発達障害は、その子の特性であって、治るというものではありません。でも、生活していくうえでの難しいことを、どうやったら出来るか、やりやすい方法を探したり、出来なくても癇癪を起したりせず、子どもが自分で自分の気持ちをコントロールできるようになっていけるようにしていけたら良いのです。その子らしく成長していけるように。そのためにたくさんの専門の方もいて努力されています。

良い方法を知っている人に繋がれたらすごく楽になります。

育児に悩んだり困ったりしたときは、とにかく相談しましょう!

色々悩み事は尽きないですが、一人で悩まずにたくさんの人に協力してもらいつつ、にこっとゆるっと、子育て頑張りましょう。