毎月、息子の通う幼稚園からいただく、”あんふぁん”というフリーマガジンがあります。
育児系のちょっとしたコツなどが載っていて、いつもなるほど、と、思うことが多いです。今回、11月号の特集が、「気持ちを変える言葉掛け」でした。
息子はこだわりが強くて、毎日そのこだわりに振り回されています。
こだわりで困っている時に、「気持ちを変える言葉掛け」が出来たら、どんなにいいか、と思って、この記事を読みました。記事を読んでみたところ、出来ていないことをはっきり見せつけられたようで、ちょっと耳が痛いなと思いましたし、また、そんなことやっているけど息子のこだわりはどうにもならないよ、と思うこともありました。けれど、こういった、良い情報を取り入れ続けることで、息子にもヒットする方法が一つでも見つかればいいなと思います。また、うちの息子には合わなかったことも他のお子さんなら、うまくいくこともあるかもしれないと思って、記事をまとめておこうと思いました。
自分の覚え書きもかねて、お子さんのこだわりへの対応に困っているパパさんママさんのお役に立てたらいいなと思います。
”あんふぁん”の紹介
幼稚園からいただくので、何の気なしに読んでいましたが、”あんふぁん”は「私立幼稚園を中心に毎月定期的に配布」されているフリーマガジンでした。どうりで無料のペーパーマガジンだけど、他の子供向けのお店や施設では置いているのを見たことがないなと思っていました。
ホームページの、あんふぁんWeb もあります。
「あんふぁんWeb – 心がふっと軽くなる!ママ発信の子育て共感メディア」は、読者の声もたくさん取り入れられていて、皆のありのままの子育ての様子が分かるのと、こんなこと困っていた、とてもそう思う、とか、共感するところがたくさんあって、Webも楽しいです。
「気持ちを変える言葉掛け」の記事より
「気持ちを変える言葉掛け」のこの記事は、公認心理士・佐藤めぐみさんが教えてくれた、という記事です。佐藤めぐみさんについて”あんふぁん”での紹介文を引用させていただきます
育児相談室「ポジカフェ」主宰。欧米で心理学を学び、ポジティブ育児メソッドを考案。ポジ育ラボにてスマホで受講できるママ向け子育て心理学講座を配信中。
HP: megumi-sato.com
記事の要点
・3人に1人のママが「わが子は切り替えが苦手」と感じている(アンケート結果より)
・気持ちの切り替え要因は気質と学習
・ケース別気持ちの切り替え方 4つのケース
・やってはいけないNG声掛け
気持ちの切り替え要因は気質と学習
持って生まれた気質による、切り替えの早い・遅いがある
切り替えの早い子・・・気がそれやすい、集中力が切れやすい
切り替えの遅い子・・・粘り強い、集中しやすい
どちらが良い、悪いではなくて、そういう特徴を持った子ということですね。
産まれた後に学習したこと
自分の気持ちを自分でなだめることが出来る子と出来ない子の差が幼児期には顕著。
でも子供の場合はまだまだ自分で感情のコントロールが出来ない子のほうが多いだろうなと思います。
ケース別気持ちの切り替え方 4つのケース
子供が熱中していることを中断するとき
先を見越して、〇時までだよ、タイマーがなるまでだよ、あと5分だよ、と声掛けをする。
叱ったあと、いつまでもひきずる
まず、「あなたなんかいらない」といった、子どもを全否定する叱り方をしない。
言い過ぎた時は、親から謝る。少しでも出来た部分をほめる。
思い通りにならなくて不機嫌になる
分かるよ、とまずは受容、でも譲れない部分は毅然と。
選択肢を与えて選ばせる。自分で決めたことは子どもが実行しやすい。
生理的欲求が満たされない
食欲、睡眠欲などの生理的欲求が満たされていないとイライラしやすいので、出かける用事などがある場合、先に食事や昼寝をするなど工夫する。
やってはいけないNG声掛け、関わり4つ
1突き放し言葉
「どこかにいっちゃいなさい」「うちの子じゃない」×
2過保護・過干渉
先回りしすぎて失敗をさせなさすぎ。失敗から学ぶ経験も必要。
3没収系の選択肢
「片づけないと捨てちゃうよ」→「片づけたらママと遊びに行けるよ」など報酬・収穫系の選択肢を与えるようにする。
4物を与えすぎ
物欲が満たされすぎると、「言ったら願いが叶うと考える」ようになり感情のコントロールが苦手になることもある。→お誕生日のプレゼント候補リストを作る。リスト化だけで気持ちが一時的に満たされる。誕生日前にそこから一つ子どもに選ばせる。
私と息子の場合
上手くいかないことが多いです。持って生まれた気質が、「切り替えの遅い子」すぎるのだろうなと思います。だから、普通の範囲から出てしまっていて、特に対応が必要な発達障害グレーゾーンなのだろうなと思います。
こだわりも、そうしないとどうしても不安とか、何か子どもにとって意味があると思って、出来る範囲で息子の思うようにしてあげているのですが、過保護、過干渉との境界も難しいです。
例えば、手洗いやうがいの時、ちょっとでも服が濡れると、全部着替えないと気が済まないのですが、1日3回4回と着替えても、洗濯物が増えるけれどまあいいかと思っています。水が1滴着いたシャツ、そのままでもすぐ乾くから着ていなさいと言って、泣きわめかれるよりは、着替えさせるほうが楽です。
やっと昼間のオシッコはトイレに行けるようになりましたが、夜は息子が心配だからオムツ、ウンチの時はオムツじゃないと出ないから、とオムツです。
YouTubeやテレビを見ていて、〇時までだよ、と、伝えても、時間にタイマーを鳴らすようにしても、あともうちょっと、あとひとつ、と、全然守れないのが日常となってしまっています。何度もこれからも言い聞かせていくしかないのかなと思います。
NG声掛け、関わりについてもやってしまっています。
「片づけないと捨てちゃうよ」も良く言ってしまいます。本当には捨てないのも、もう理解しているみたいで、効果も無いのですが、あまりにもひどい状況だと怒りに任せて言ってしまうので気を付けようと思います。
物を与えすぎも、外出先で泣きわめかれるよりは、と、すぐガチャガチャなどをしてしまっています。我慢が出来ないです。お誕生日のプレゼントを書きだしたりすると、待ちきれないようで、リストなどを見えるところに貼ってしまうと、見るたびに欲しいという気持ちが我慢できないようで、これが欲しいとずーっと言っています。1万円もするようなおもちゃはなかなか買えないので、やっぱり、代わりにガチャガチャとか安いおもちゃを買ってしまいます。おもちゃを大切にすることやお金の価値を伝えていきたいです。
終わりに
「気持ちを変える言葉掛け」の記事は参考にはなりましたが、もうすでにやっていて、息子には効果のないことも、分かっていてもどうにも出来ないこともありました。
毎日の生活の中で、息子のこだわりとつきあいながらやっていくしかないんだろうなと思います。
何度も対応するうちに、少しでも息子の気持ちの切り替えが上手く行くようになったらいいなと思います。また、新しい情報を色々知ることで、息子に合う対応の方法に出会えて物事がスムーズに行くことが増えたらいいなと思います。
たくさんの情報にインターネットなどでも簡単に触れられる毎日で、それらが自分に出来ていないと、へこむこともありますが、誰かが上手くいっていることも、自分の子どもとは違うお子さんで上手くいったことで、自分の子どもにも上手くいくかどうかはやってみないと分かりません。自分も他の人とは違う自分だし、他の方がやり易い方法が、しんどいことかもしれません。自分と自分の子どもの間で、うまく毎日が過ごしていければそれでいいと、他の家庭やお子さんの様子と比べないでいたいです。
私も息子も無理ない範囲で、にこっと暮らせるようなくらいで、頑張って子育てしていきたいです^^