こんにちは、なずなです。肌寒くなってきて、暖かい飲み物が欠かせない季節になってきました。
コーヒー、紅茶、緑茶、ハーブティーなど、暖かい飲み物が大好きです。しかし、私はカフェインにとても敏感で、コーヒーは、1杯でも昼過ぎに飲むと、その日の夜の寝つきに影響します。また、ノンカフェインでも、利尿作用があるようなお茶は、夕方以降に飲むと夜中にトイレに何度か起きることになります。カフェインに敏感というのはHSPの人の特性でもあります。
今回の記事では、カフェインについての知識をお伝えし、私の体験を踏まえて、カフェインレスのコーヒーのおすすめを紹介しようと思います。
コーヒーのカフェインの量、お茶、紅茶との比較
日本食品標準成分表2015(文部科学省)による一般的なコーヒーやお茶のカフェイン量は以下のようになっています。飲み物100ml中の量です。
飲み物 | カフェイン量 |
---|---|
レギュラーコーヒー | 約60mg |
紅茶 | 約30mg |
煎茶 | 約20mg |
ウーロン茶 | 約20mg |
これを見ると、コーヒーは紅茶の倍、煎茶、ウーロン茶の3倍ものカフェインが入っていることが分かります。
カフェインの摂取量の目安ってあるの?
今回、調べてみたところ、厚生労働省で、こんな注意喚起がされているのを見つけました。
「食品に含まれるカフェインの過剰摂取についてQ&A ~カフェインの過剰摂取に注意しましょう~」
この中で、”カフェインを過剰に摂取した場合には、中枢神経系の刺激によるめまい、心拍数の増加、興奮、不安、震え、不眠症、下痢、吐き気等の健康被害をもたらすことがあります”と、注意喚起されています。
しかし、”カフェインを一生涯摂取し続けたとしても、健康に悪影響が生じないと推定される一日当たりの摂取許容量(ADI:Acceptable Daily Intake)については、個人差が大きいことなどから、日本においても、国際的にも設定されていません。”ということで、はっきりとした基準値が決まっていないことがわかりました。
が、WHOやヨーロッパ、カナダの例などが挙げられていて、それを参考にということのようです。
世界保健機関(WHO)「妊婦はコーヒーの摂取量を一日3~4杯までにすべき」
英国食品基準庁(FSA)
妊娠した女性一日当たりのカフェイン摂取量を200 mg(コーヒーをマグカップで2杯程度)
カナダ保健省 (HC)
・健康な成人は最大400 mg/日(コーヒーをマグカップ(237 ml入り)で約3杯)
・妊婦や授乳中、あるいは妊娠を予定している女性は最大300 mg/日(マグカップで約2杯)まで
・ 子供はカフェインに対する感受性が高いため、4歳~6歳の子供は最大45mg/日、7歳~9歳の子供は最大62.5mg/日、10歳~12歳の子供は最大85mg/日(355ml入り缶コーラ1~2本に相当)までとする。
・ 13 歳以上の青少年については、データが不十分なため、確定した勧告は作成しなかったが、一日当たり2.5mg/kg 体重以上のカフェインを摂取しないこと。
カナダの基準が詳しいですね。
これによると、カフェインの摂取量は健康な成人でマグカップ約3杯が目安とされています。
多いと感じるか少ないと感じるか、個人差が大きいと思います。
また、農林水産省からの、カフェインの過剰摂取についての注意喚起を見つけました。最近、エナジードリンクに、カフェイン〇〇mgと、カフェインが入っているものをよく見ますが、飲みすぎて死亡してしまった方もいるのですね。自分はカフェインは大丈夫と思っている方でも量に気を付けて飲んでほしいと思います。
カフェインレス、デカフェ、ノンカフェインとは?
カフェインレスとは、日本では、カフェインを90%以上取り除いたものを「カフェインレス」と表示する決まりになっているそうです。
デカフェというのも、もともとカフェインが含まれていた飲み物から、カフェインを取り除いた飲み物全般のこと指すので、カフェインをどれくらい取り除いているかはわかりません。
ノンカフェインというのは、原料に全くカフェインが含まれていない飲み物のことです。麦茶やハーブティーなどがあります。
カフェインフリーというのもカフェインが含まれていない飲み物を指すそうです。
まとめ
カフェインレス
デカフェ
ノンカフェイン
カフェインフリー
カフェインに敏感な私の体験談
私はコーヒーの香りや味は好きなのですが、カフェインが効きすぎるので、普通のコーヒーは朝だけ、飲んでも2杯まで、と決めていて、あまり飲まないようにしています。コーヒーを昼過ぎに1杯でも飲むと、夜の寝つきが悪くなります。また、利尿作用の効き目もあって、コーヒーを飲んだ後はトイレが近くなるので、喉が渇いたときに、コーヒーを飲んでも、もっと喉が渇く気がします。
でも友人と出かけた時など、時にはおしゃれなカフェで、いい香りのコーヒーとスイーツを楽しみたい時もあります。そんな時は、夜眠れない覚悟をする、次の日の予定は寝不足でも大丈夫なようにする、また、すぐトイレに行けるか、トイレをチェックしておくなど、色々考えて、そのうえで、美味しいコーヒーを思う存分楽しみます。それでも最近はコーヒーショップでもデカフェのコーヒーがあったりするようになってきて色々覚悟しなくても(笑)コーヒーを飲めるので嬉しいです。
また学生の時、試験前などで、夜中に勉強を頑張ろうと思ってコーヒーをたくさん(というほどたくさんでもないですが)飲んだら、ひどい頭痛で辛かったこともあります。今でも、濃いコーヒーだったり、コーヒーを2杯以上続けて飲んだりすると頭痛がします。
コーヒー以外でも紅茶、煎茶、ウーロン茶など、カフェインの入っているお茶は夕食以降に飲むと同様に夜の寝つきが悪くなります。そして、コーヒーほどではありませんが、夜中に起きたりしてトイレにも行きたくなります。
個人の体質によって、カフェインをどれくらい摂取しても大丈夫なのかというのは大きく変わると思います。
もしも、眠れない、寝つきが悪いと思っている方で、普段からコーヒーを飲んでいる方は、思い切って一度やめてみたり、もしくは、コーヒーは朝だけにしてみたりすると、カフェインの影響がなくなることで、寝つきが良くなったり、よく眠れるようになるかもしれません。
カフェインレスコーヒーのおすすめ
カフェインレスコーヒーが出回り始めたのはもう10年は経っているかと思いますが、最初の頃に飛びついて買ったものがとてもまずかったのを覚えています。昔はカフェインの抽出方法が悪くて、香りやうま味なども無くなってしまっていたそうです。
始めて飲んでまずかった経験から、だいぶ長いこと、カフェインレスコーヒーは飲まなかったのですが、妊娠した時に友人がプレゼントしてくれたカフェインレスコーヒーが、ちゃんとコーヒーで、美味しくて、それから、カフェインレスコーヒーを時々買うようになりました。
カフェインの抽出方法も色々研究されて、カフェインレスでも普通のコーヒーとほぼ同じような味、香りが楽しめるようになってきて嬉しいです。
カフェインレスコーヒーのおすすめ5つ
私の好きなカフェインレスコーヒーのおすすめ商品を5つご紹介します。
クライス カフェイン99.7%カットのおいしいコーヒー インスタント
インスタントコーヒーが一番手軽で良く飲みます。こちらのクライスのインスタントコーヒーはカフェイン99.7%カットということで、安心感があり、それなのに、コーヒーとしての味、香りが良いと思います。
マウントハーゲンオーガニック フェアトレード カフェインレスインスタントコーヒー
こちらもインスタントコーヒーです。オーガニック、フェアトレードということで良いものなのかなぁと思って買ったことがあります。やや薄めの味に感じましたが、美味しいと思います。
オーガニック カフェインレスコーヒー グッドナイトブレンド ドリップ
こちらはドリップタイプで、1杯のお値段を考えると高めなのですが、普通にコーヒーとして美味しいです。ちょっと贅沢に浸りたいときに^^
UCC おいしいカフェインレスコーヒー ドリップ
ドリップタイプの商品をもう一つ。お値段がドリップタイプとしては良心的です。
AGF ブレンディ スティック カフェオレ やすらぎカフェインレス
かなり甘いカフェオレです。甘い飲み物でほっとしたいときに。スティックタイプなのでお湯を注ぐだけで飲めるので簡単で良いです。
ほかにもカフェインレスコーヒーでも様々な商品が出ているので、私もどんどん新しいものを試してみたいなと思っています。
終わりに
カフェインに敏感な方のお役に立てばいいなと思います。
寒い季節も暖かい飲み物をお供に、ほっこりと過ごしていきたいですね。