先週、休みの日に朝ごはんを普通に食べた息子が、突然吐いてしまいました。
冬に流行る、吐いたり下痢したりするウイルスと言えば、ノロウイルスやロタウイルス。
息子はその日に3回続けて吐いて、39℃台の熱も出ましたが、幸い、吐いたのはその3回だけ。
次の日には熱も37℃台に下がり、病院に行って点滴をしてもらって、3日目にはご飯も普通に食べられるようになって、治りました。
今回のことがあって、子どもが吐いた時気を付けることや、消毒の仕方などを詳しく調べてみたので、まとめました。
子供が吐いたとき「脱水に注意!」
ノロウイルスやロタウイルスにかかってしまっても、これに効く、抗ウイルス剤は今のところ無いのです。
脱水に注意して、体力を回復させるためよく休むしかありません。
吐き気が強いときは、飲み物を飲んでもそのまま吐いてしまうので、落ち着いてから、少しずつ飲むのが良いです。
経口補水液やスポーツドリンクがおすすめです。
栄養をとるために、と、牛乳や果汁のジュースなどを飲むと、吐き気が強くなることがあるので気を付けましょう。
特に年齢が低いと脱水症状を起こしやすいので、病院に受診して、必要なら点滴をしてもらいます。
下痢止めは、ウイルスを長く体の中に留めてしまい、回復を遅らせることがあるので使用しないほうがよいです。
参考:厚生労働省ホームページ
経口補水液 OS-1
家でできる経口補水療法
ユニセフで紹介されている、経口補水液の作り方です。
経口補水液は熱中症の時にも役立つので、知っておくと便利です。
吐いたものの片づけ方、消毒の仕方
もし準備できるなら、ビニール袋などに吐かせる
吐くのは突然のことが多いので、周りの物を汚してしまうことが多いです。
飛び散ったウイルスから、他の人へ感染しないように気を付けなければなりません。
もし、「吐き気がする」という段階で、準備が出来るなら、ビニール袋などに吐いて、そのまま縛って捨てれば、ウイルスを飛び散らせずに処理できます。
バケツなどに吐いて、それを捨てるのに持ち運んだり洗ったりすると、そのバケツや洗面所などにもウイルスがついて、そこから別の人に感染する恐れがあります。
吐いたものの片づけ方、汚れてしまった物の消毒の仕方
普通のアルコールはあまり効かない!塩素系漂白剤を使う
普通のアルコールはノロウイルスやロタウイルスにも効果があまりないのですが、こういったウイルスに効果のある消毒液は、「次亜塩素酸ナトリウム液」です。
「次亜塩素酸ナトリウム液」は塩素系漂白剤で作れます。
家庭によくある塩素系漂白剤は、台所用のブリーチやハイターです。
薄めた液を使って、以下のように消毒します。
・吐いたものや下痢便がついた場合は塩素濃度0.1%の液で浸すようにふき取る。
・衣類は下洗いして85℃以上の熱湯に2分以上浸すか、濃度0.1%の液に5~10分浸して、水洗いしてから、普通に洗濯する。
・ドアノブや手すりなどは濃度0.02%でふきとり、必ず水で2度拭きする。
ブリーチやハイターは塩素濃度5%なので、薄める割合は以下のようになります。
ブリーチやハイター | 水 | |
ふき取りや衣類の消毒 | 10ml | 500ml |
ドアノブや手すりの消毒 | 2ml | 500ml |
参考サイト
家事ネタ<ノロウイルス>フローリングやじゅうたん、洗濯できないものについた嘔吐物の処理(消毒)方法
CLINIC FOR ノロウイルス対策消毒液の作り方・消毒方法とは?医師が解説します。
酸性アルコールなら、ノロウイルスやロタウイルスにも効果あり!
ウイルスにも効果のある「酸性アルコール消毒剤」が開発されています。
塩素系漂白剤は手指には毒なので直接手指にはつかえません。
また、塩素系漂白剤を使って消毒した後は必ず水拭きが必要です。
が、「酸性アルコール消毒剤」なら、安心して手指の消毒が出来ます。
水拭きの必要もありません。
商品には次のようなものがあります。
SARAYA「ハンドラボ」
健栄製薬 手ピカジェルプラス
効果のあるものを使って、しっかり感染予防したいです。
できる範囲で。
消毒などはとても大切ですが、一番大切なのはもちろん子ども。
子どもの世話が一番です。
今回、私は、衣類は塩素で消毒はせず、下洗い→普通に洗濯してしまいましたが、私も主人もうつりませんでした。
自分一人しかいなくて、子どもの世話も、消毒なども全部完璧に、なんて出来ないです。
無理して疲れて、自分がダウンしてしまったら大変です。
抵抗力の弱い乳幼児や高齢者がいる場合など、気を付けないといけない場合もありますが、家庭の感染対策は出来る範囲でやればよいと思います。
まとめ
冬の間は特に、子どもは色々な感染症にかかりやすいです。
そんなときも慌てずに、適切な対応をして、早く回復するようにしてあげられたら良いですね。
また、自分も他の家族も移らないように気を付けましょう。
春が来るまでもう少し。
元気で過ごせますように!
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